ビジネスプロセスからプログラム開発まで

モデリングしたビジネスプロセスというのは、人が認識している業務である。たとえば、出張申請書の記入、出張申請書の受付、旅費の確認、出張申請書の承認、出張、出張報告書の作成、出張報告書の承認、旅費精算申請、、、などである。ところがシステムでプログラム開発をすると、全ては出張管理情報の登録、更新、削除(もちろん画面にはもう少し業務よりの言葉が使われるが)となってしまう。出張申請書の記入は出張管理情報の登録であるし、出張申請書の承認は出張管理情報の更新である。
実は、ビジネスプロセスからシステムを開発する場合に、簡単にプログラム自動生成というようなわけにはいかない。ビジネスプロセスの各アクティビティに対して、画面(いくつかのアクティビティでは共通の画面が使われる)とロジックまたはルール(これもいくつかのアクティビティでは共通のものが使われることがある)を当てはめていくという作業が設計作業になるわけである。
業務手順書とプログラム設計書が似ても似つかないものに感じるのはここのギャップである。このギャップを開発者が独自にやればやるほど、ビジネスプロセスとプログラムは乖離する。統一的な考え方や制約をつけて標準化することが重要である。