ビジネスプロセスモデリングの手法

ビジネスプロセスモデリングというのは、現実の業務すなわちビジネスプロセスをシステムで実現するための手段である。現実の業務とシステムとでは完全な対応はできないわけであるし、現実の業務を可視化することは実は難しいということもあり、モデリングの手法は時代とともに改善されてきている。また、対象とする業務に合わせたモデリング手法もある。
全てのモデリング手法に共通していることは、システムを設計・構築する観点から考えられていることである。業務を設計・実施する観点から考えられていないことである。システム側の人間からすればモデリング手法の差異はそれなりの意味を持つが、業務側の人間からすれば何の意味もないということである。業務の引継ぎをする時に使われる引継書は文書で記述されている場合もある。
業務とシステムのギャップのことを議論するよりも、業務側の人間とシステム側の人間との認識のギャップを埋めることのほうが今は重要である。政府で実施されている業務・システム最適化では、業務側の人間が業務をきちんと定義できることを最大の課題として設計されている。使う人間が業務を理解できていないのに、ちゃんとシステムは作れるわけがないからである。