「見える化」で大事なことは

 業務について担当者を含めた関係者が、ある定量的に測定された情報を共有し、現場の問題等の早期発見や効率化や改善に役立てることが「見える化」の狙いである。製造現場や窓口業務のように業務の流れがもともと見えている現場では「見える化」のための指標を見つけやすいが、デスクワークが中心である管理部門やヘルプデスクなどでは指標の設定自体が難しく試行錯誤でやっていくことが多くなってしまう。このために「見える化」という活動は始めたが、いつまで経っても効果が出ないということになってしまう。
 内部統制へ対応するために業務プロセスを文書化、標準化してわかることは、業務の流れの順番はわかるようになったとしても、業務の流れ(どれくらいの仕事量がどれくらいの速さで流れているのか)は全くわからないということである。滞留する場所などがわかっていなければ、可視化する指標もわからないはずである。せっかくワークフローを導入したとしても、業務の順番だけを管理していては決して「見える化」にはつながらない。業務の流れまでを管理して始めて「見える化」の活動を効果的に進めることができる。